基板実装・OEM受託センター.COMが手掛けるプリント基板 VA・VE事例をご紹介
このお客様は、厳しい環境下で使用する製品への部品実装を目的に、基板実装・OEM受託センター.com(安曇川電子工業)にお問い合わせいただきました。
基板コーティングを従来は手塗りやスプレー塗布で実施されていましたが、手作業による品質のバラツキや修正行程が発生するなど、課題を抱えられていました。
また基板の小型化、部品の高密度化により、手塗りだと難しい狭い領域やコネクタ端子部への塗布回避対応が難しく、空気が入ってコーティング剤の濡れ不良が発生し、手戻りの処理に時間や手間がかかっていました。
基板コーティングは一般的に、一度に広範囲に塗布する方式が主流です。一方で、今回ご相談いただいたお客様のように広範囲ではなく、コネクタ端子部への塗布を回避し、部品が密集した狭い領域にピンポイントで所望の量を塗布するコーティングが必要な場合もあります。
そこで基板実装・OEM受託センター.com(安曇川電子工業)は、ポイント型の自動塗布機(武蔵エンジニアリング社製品)の導入をご提案しました。ポイント型の自動塗布機はスプレー塗布と異なり、一度に広範囲に塗布ができず時間がかかりますが、正確に1点1点塗布していくため、今回の課題解消には最適です。部品間隔が1.5mmを切るものや0402、0603などの極小チップのコーティングも可能です。
基板コーティングは、液状のコーティング材をプリント基板に実装した電子部品に塗布して乾燥させ、保護膜を作る技術です。今回お問い合わせいただいたお客様のように、厳しい環境下で使用する製品に組み込まれる基板へのコーティングは、腐食や酸化、粉塵や汚れによる短絡、断線などを防ぎ、製品が正常に機能するために必須の予防処理です。
お客様が課題として挙げられているコーティング剤の濡れ不良が発生すると、製品故障の原因に直結し、信用問題にも発展する恐れがあります。
基板実装・OEM受託センター.com(安曇川電子工業)は、温度や湿度環境によって変化するコーティング剤の特性を加味して、粘度や塗布速度などの塗布条件を統制し、安定的なコーティング技術を実現しています。またコーティング剤はシリコンやウレタンなど、塗布対象製品に応じて変更が可能です。
ポイント型の自動塗布機は、正確に1点1点塗布するため時間がかかりますが、品質優先の当社にとっては最適なご提案でした。手戻りの処理にかけていた時間や手間がなくなった分、残業代や光熱費等の変動費が抑制できコスト削減にもつながりました。当社のニーズをしっかりとくみ取ってご提案くださり、ありがとうございます。
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