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静電気の発生しやすい時期はあります。静電気の発生は、湿度との関係が大きいです。そのため乾燥した冬は静電気が発生しやすく、電子部品の静電破壊に特に気をつけます。
例えば、同じ環境下で実装された電子部品でも、冬の方が夏よりも静電破壊が起きやすいです。
空気が乾燥しているということは、電気を通しやすい水分が減ることなので、電気は移動しにくくなります。加湿することで空気中の水分が伝導性を持ち、電荷を逃しやすくなります。そのため加湿は、静電気対策として効果的です。
また、湿度を測る数値として相対湿度が使われます。相対湿度は、空気が結露せずに含める水蒸気を1として、これに対する水蒸気の量を%(パーセンテージ)で示したものです。
相対湿度が65%を超えると静電気は発生しにくくなり、電子部品の静電破壊対策の目安になります。
一方で相対湿度が35%を切ると静電破壊が起こりやすく、木綿や木材などの天然素材にも静電気が発生します。