基板の開発から機器ユニット組立品に関する知識のご紹介をしています。
はんだごての「こて先」には寿命があります。こて先の寿命は、こて先がはんだをはじいたり、はんだが溶けにくくなることです。
こて先の寿命は、酸化が原因です。こて先が酸化すると熱の伝わりが悪くなり、良好なはんだ付けができなくなります。
はんだごてのこて先は、熱伝導率の高い銅基体に鉄めっきを施して侵食を抑えています。そのうえで、こて先先端のはんだ付け作業部分には、はんだがぬれるように、はんだメッキ(薄い金属の膜を作る表面処理)が施されています。また、こて先先端以外は、はんだがぬれないようにクロムメッキが施されています。
こて先の交換目安(こて先の寿命)
(1)鉄めっきがはんだで侵食されて穴があく
(2)こて先先端のはんだめっき部分が黒くなり(酸化し)、はんだがぬれなくなる
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